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特集 病院機能と臨床検査部門の見直し
当院における臨床検査部門の運営
著者: 和知勤1 前田宏明2
所属機関: 1国立療養所近畿中央病院研究検査科 2大分市医師会立アルメイダ病院臨床検査部
ページ範囲:P.849 - P.855
文献購入ページに移動共同利用の現況とその概要
省力効果が大きく,経済効率,投資効率が高く,かつ,高度の精度管理が期待でき,臨床検査業務の規格化・基準化に役立つことを理由に,昭和51年度から,近畿地区国立療養所間において大型生化学自動分析装置(当時)の共同利用が開始された.その評価をもとに,53年度以降,自動分析装置共同利用地区は次第に増加していった.55年度から第1次"ドル減らし"の恩恵をうけて末梢血液像分析装置の共同利用が始まり,53年度からは,四国地区において心電図解析装置を地域医師会に開放する,真の意味の地域共同利用方式が発足,続いて,細胞自動分析装置,蛋白分画装置,染色体検査等の共同利用が導入された.昭和63年9月現在,国立療養所における医療機器および臨床検査技術の共同利用状況は,表1に示すとおりである.
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