文献詳細
文献概要
病院管理の現場から 看護最前線
Y氏の転院
著者: 小田島多美子1
所属機関: 1NTT札幌逓信病院
ページ範囲:P.867 - P.867
文献購入ページに移動昭和44年7月,術後のリハビリテーションの目的で,Y氏は登別の病院へ転院した.やがて訓練の成果が実って,つかまり立ちができるようになり,2年後には杖歩行で外泊し,短い距離であれば杖を使わないで歩けるまでに回復した.ところが,昭和48年頃から不定愁訴が多くなり,リハビリテーションにも消極的になり,車椅子の生活に戻ってしまった.主治医は,手術後5年経過し,機能的には問題がないとして何度も自宅療養をすすめたが受け入れず,退院には至らなかった.
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