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文献詳細

雑誌文献

病院49巻11号

1990年11月発行

文献概要

時評

セコンド・オピニオン

著者: 箕輪良行1

所属機関: 1自治医科大学附属大宮医療センター総合診療部

ページ範囲:P.975 - P.975

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 医学や医療の情報がマスコミに氾濫し,消費者の選択の幅が拡大している現在,セコンド・オピニオンを求められる機会が急速に増えている.手元に明確な資料はないが,筆者の体験では初診の1〜2割になるのではなかろうか.
 最近のケースをひとつ紹介したい.23歳の女性が検診の精査を主訴に受診した.銀行に勤務して3年目で今春に異動があった.4月,会社の検診で尿タンパク陽性を指摘され,再検したところ同じ結果だったため,自宅近くの病院で精密検査を受けた.異動直後から新しい仕事で不慣れも手伝って残業が続き,帰宅が10時以降となった.食事も不規則となり,6月までに体重が約3kgも減少した.今までこんなに減ったことはない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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