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特別論考
精神科急性期治療の臨床経済学試論(2)—精神病院が病院であるために
著者: 平田豊明1
所属機関: 1千葉県精神科医療センター
ページ範囲:P.160 - P.169
文献購入ページに移動そして,施設因子による長期在院を予防するためには,精神病院の機能を空間的・時間的に切り詰め,急性期治療の段階に治療的投入(技術,人間,時間)を集中することが必要であり,また最もcost-effectiveである.すなわち,投じたコストに対する効果が高い.これが当センターの作業仮説である.当センターは,精神科救急医療からリハビリテーションまでを連続したシステムで行う治療施設であると同時に,この仮説を検証するための実験的施設でもある.
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