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文献概要
病院管理の現場から 看護最前線
今,大切にしていること
著者: 棚田秀子1
所属機関: 1細木病院看護部
ページ範囲:P.345 - P.345
文献購入ページに移動「居心地のよい看護学校から転任した真意は何?」とよく人に尋ねられるが,私はその度に,「学生に看護のあるべき論を語ってきたからには,自分の言動に責任をとる生き方を選択してもよいのではないか」と答えてきた.もっとも,それがいかに大変なことであるかは覚悟のうえであったし,その具体化に少しの自信があったわけでもない.ただ,看護職員の看護観と大筋において一致したところで,自分の看護観に基づく看護が実践できるような条件づくりをすることが看護管理者の大きな役割だと考えれば,間違いなくやり甲斐のある仕事である.そんな思いが「公」から「民」への転任を私に決断させたのである.
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