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特集 救急医療体制の問題点と将来像
救急医療はペイするのか
著者: 安田和弘1 深野富士雄2
所属機関: 1日本医科大学救急医学科救命救急センター 2日本医科大学医事課
ページ範囲:P.668 - P.671
文献購入ページに移動救急患者は,夜間も休日にも発生する.人が眠っている時あるいは休んでいる時にも,医師・看護婦をはじめ多くの医療従事者を動員し治療に当たる必要がある.慢性疾患の患者の治療と大いに異なる.特に重症傷病患者を救命するためには,高度の医療機器と共に多額の人件費を要する濃厚治療が必要である.現在の保険制度のもとで,救急医療はペイするのかどうかに関して,日本医科大学救命救急センターの実状を中心に検討してみることとする.
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