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1.高位安定型の国民医療費
1985年におけるスウェーデンの国民医療費総額は806億9,800万Skr (スウェーデンクローナ.平成2年6月18日現在1Skr=約25.3円.このレートで換算すると約2兆円)であった.同年のGDP (国内総生産)が8,625億2,200万Skr (上記レートで換算すると約21兆8,000億円)であり,国民医療費総額の対GDP比は9.4%であった(表1参照).
近年の国民医療費の伸びの特徴は,対GDP比9%台でほぼ安定期に推移していることである.表1に明らかなように同比率が6%台であったのは1966年と1967年の2年間のみであり,7%台であったのも1968年からの7年間,8%台が1975年と1976年の2年間のみという急.上昇振りであったものが,1977年以来9年間9%台に留まっており,しかも1982年に9,7%を記録して以来年々わずかながらも低下していることが特徴といえよう.
1985年におけるスウェーデンの国民医療費総額は806億9,800万Skr (スウェーデンクローナ.平成2年6月18日現在1Skr=約25.3円.このレートで換算すると約2兆円)であった.同年のGDP (国内総生産)が8,625億2,200万Skr (上記レートで換算すると約21兆8,000億円)であり,国民医療費総額の対GDP比は9.4%であった(表1参照).
近年の国民医療費の伸びの特徴は,対GDP比9%台でほぼ安定期に推移していることである.表1に明らかなように同比率が6%台であったのは1966年と1967年の2年間のみであり,7%台であったのも1968年からの7年間,8%台が1975年と1976年の2年間のみという急.上昇振りであったものが,1977年以来9年間9%台に留まっており,しかも1982年に9,7%を記録して以来年々わずかながらも低下していることが特徴といえよう.
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