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文献詳細

雑誌文献

病院50巻10号

1991年10月発行

文献概要

連載 今,なぜ戦後医療技術史か・3

戦後医療技術史の時期区分[1]

著者: 上林茂暢1

所属機関: 1特定医療法人財団健和会みさと健和病院内科

ページ範囲:P.869 - P.873

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なぜ時期区分が問題になるのか
 高齢化社会をむかえ,もはや感染症時代のパラダイムでは“死”を扱いきれなくなってきた.またテクノストレスのようなハイテク社会の病は,従来の職業病や公害病の理解を越えているのではないだろうか.これらの今日直面している課題やその背景をさぐるには,歴史的な検討を欠くことができない.
 このような変貌の重要なきっかけをなす医療技術自体は,いつの時代でも病気・健康に対する患者の願い・要求と,これになんとか応えたいという医療技術者の気持ち,時には欲望も交錯し,発展をとげてきた.また,さまざまの課題も生まれてきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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