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文献詳細

雑誌文献

病院50巻10号

1991年10月発行

文献概要

医療・病院管理用語ミニ辞典

[救急医療]中心静脈圧測定/[病院管理]医療保険

著者: 中江純夫12

所属機関: 1杏林大学救急医学 2目白第三病院

ページ範囲:P.902 - P.902

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 中心静脈圧(以下CVPと略す)とは右心房に近接する大静脈(主として上行大静脈)の静脈圧のことであり,右心房圧や右室拡張終期圧を反映する.したがって,CVPは循環血液量,心機能,胸腔内圧,末梢静脈系の緊張度などにより影響されるので,CVPを測定することで,後述の疾患や病態が推定される.
 CVPを測定するには,カテーテルを右心房近接部の大静脈内に留置する必要がある.現在は,イントロデューサ・シース,ダイレータ,ガイドワイヤー,カテーテル,その他の必要物品などがセットになっているキットが市販され広く使用されている.また,カテーテルの挿入は穿刺法で行われることが多いが,必要に応じて静脈切開法も行われる.穿刺部位の消毒,局所麻酔薬による鎮痛,覆布使用などにより,無菌的にカテーテルを挿入しなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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