文献詳細
文献概要
増刊号 日本の病院建築 民間病院の建築
富田浜病院を運用して
著者: 河野稔彦1
所属機関: 1特定医療法人富田浜病院
ページ範囲:P.130 - P.130
文献購入ページに移動 当院は大正7年から結核病院として運営されてきたが,近年結核患者の減少とともに業績が衰退しつつあった.そこで,昭和58年7月に新生富田浜病院として再発足し,救急受け入れを主体とした一般病院に転換した.累積赤字1億2千万円を抱えての再出発であったが,翌59年度の収支は黒字となり老朽化している木造病棟の建て替えを計画した.
一般に鉄筋コンクリートの建造物は,耐用年数60年と言われており,新病院建設は企業としての命運をかけたといっても過言ではない.日本の医療は高度化し,技術,機器などの進歩は目を見張るものがある.また医療制度も変革の時期にきており,これらを踏まえ将来を見越した計画を立てねばならない.
一般に鉄筋コンクリートの建造物は,耐用年数60年と言われており,新病院建設は企業としての命運をかけたといっても過言ではない.日本の医療は高度化し,技術,機器などの進歩は目を見張るものがある.また医療制度も変革の時期にきており,これらを踏まえ将来を見越した計画を立てねばならない.
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