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文献詳細

雑誌文献

病院50巻2号

1991年02月発行

文献概要

勤務医からの発言

どうなるのか看護婦不足

著者: 亀井克典1

所属機関: 1諏訪中央病院内科

ページ範囲:P.144 - P.144

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 看護婦不足が深刻となっている.年度初めに辛うじて定数を確保しても,年度内に退職者が相次ぎ,補充がままならない.残った病棟看護婦は月10回以上の夜勤を強いられることすらある.
 現代の内科診療は,明らかに慢性期疾患および高齢者のケアに主眼が移ってきている.これに対応するには,医師自身の診療技術の向上と相俟って,看護職,MSWなどの質の向上とチーム・アプローチがますます重要になってきている.看護職の職場が不安定で荒れた状態では,医師としても片腕をもがれたような状態で診療に当たらざるを得ない.看護婦不足の問題は,地域医療のレベル・アップを願う医師にとっても,重大な問題である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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