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文献詳細

雑誌文献

病院50巻3号

1991年03月発行

文献概要

特集 病院の国際化

病院の国際化がなぜ必要か

著者: 紀伊國献三1

所属機関: 1筑波大学社会医学系

ページ範囲:P.203 - P.206

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国際化とは
 国際化の論議が,われわれの周辺で頻繁に目につくようになった.新設大学は競って国際性を売り物にし,われわれの周りの生活にも国際化の波が押し寄せている.
 病院の中においても,知らず知らずのうちに,われわれの活動は国際的な影響をうけている.中東危機によって燃料の値段が大きく変わることも記憶に新しい.人々の交流もまた著しい.わが国にもたくさんの外国人の流入があり,医療関係の人手不足に対して外国人労働者の導入が真剣に討議されつっある.人ばかりではなく,物についての急激な交流も既に触れた通りである.情報や技術についての国境を超えた移転も著しい.まさに国境なきボーダーレス社会の到来ということができよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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