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建築と設備・59
フィンランドの高齢者介護と慢性疾患の施設体系
著者: コティライネンヘリーナ1 長澤泰2
所属機関: 1 2東京大学工学部建築学科
ページ範囲:P.241 - P.246
文献購入ページに移動病院や関連保健施設について,その知識と経験を世界的レベルで交換する場のひとつとして,国際建築家連盟(UIA)の公衆衛生グループ(PHG)がある.このグループの活動は国際病院連盟(IHF)と世界保健機関(WHO)との共催でスイスのジュネーブで1957年に開催された第1回国際公衆衛生セミナー(IPHS)にまで遡ることができるほど長い伝統を持っている.
ヘリーナさんは,フィンランドの保健庁の建築家で高齢者施設の計画に長年携わって来られた.彼女に初めてあったのは1987年ヘルシンキの国際病院学会の折に同時に開催された上記グループの年次総会の席上であった。彼女の素直な態度と,いつも微笑を絶やさない表情が印象的で,仲間の中ではいつも「ヘリ」さんと愛称で呼ばれていた.
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