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地域に密着したトータル・ヘルス・ケアを目指して—地域医療研究会
著者: 亀井克典1
所属機関: 1諏訪中央病院内科
ページ範囲:P.708 - P.709
文献購入ページに移動●地域医療研究会の歴史的経過
地域医療研究会の前身は,1968〜69年の大学闘争の中で,既存の医学・医療のあり方に批判的な若手外科医師たちにより開催された「外科医師連合夏季合宿」である.1970年代には信州蓼科で,浅間総合病院と諏訪中央病院の交互当番で開催されていた.
その中心的メンバーであった,今井澄氏(現諏訪中央病院名誉院長)らの呼びかけにより,1980年「地域医療研究会'80」が,長野県茅野市で開催された.その基本的なコンセプトは,大学医局講座制を中心とした医学・医療,診断・治療にあまりにもかたよった医学・医療,「病気をみて,人をみない」医学・医療に対して,あくまで,患者や地域住民の健康と幸福を追求するという立場からの,実践的な医学・医療をつくりあげようというものであった.
地域医療研究会の前身は,1968〜69年の大学闘争の中で,既存の医学・医療のあり方に批判的な若手外科医師たちにより開催された「外科医師連合夏季合宿」である.1970年代には信州蓼科で,浅間総合病院と諏訪中央病院の交互当番で開催されていた.
その中心的メンバーであった,今井澄氏(現諏訪中央病院名誉院長)らの呼びかけにより,1980年「地域医療研究会'80」が,長野県茅野市で開催された.その基本的なコンセプトは,大学医局講座制を中心とした医学・医療,診断・治療にあまりにもかたよった医学・医療,「病気をみて,人をみない」医学・医療に対して,あくまで,患者や地域住民の健康と幸福を追求するという立場からの,実践的な医学・医療をつくりあげようというものであった.
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