icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院51巻1号

1992年01月発行

文献概要

主張

施設間機能連携の意味するもの

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.17 - P.17

文献購入ページに移動
 医療法改正論議の焦点となりながら,一般の理解を得られなかったのが,病院の体系的分類と施設問機能連携の問題であろう.特定機能病院と一般病院を分類し,一般病院の中に療養型病床群を創設しようという試み自体は,医療提供側の論理からすれば真っ当なことである.その試みを,病院の急性型,慢性型への移行過程での類型化の1つの方法というように前向きに考えれば,機能別類型化による紹介制を促進するものとして期待できるからである.しかし,受療側にとってのメリットはあるのかとなると,自由受診の抑制ではないかという反発となってくる.事実,直接,大学病院を受診できないとして不安と不満の声が高まっている.
 その一方で,大学病院では,そんな期待されるほど,アクセスの良い医療サービスが行われてきたのであろうかという疑問も無いではないし,高度医療がなされてきたのかという問題提起もある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら