文献詳細
文献概要
特集 保健・医療・福祉複合体
上牧温泉における保健・医療・福祉多角化構想の実践と今後の課題
著者: 北爪銀象1
所属機関: 1医療法人高徳会上牧温泉病院
ページ範囲:P.497 - P.500
文献購入ページに移動「上牧温泉健康の里づくり」構想は,昭和41年(1966年),入内島金一(後の医療法人高徳会理事長)が上牧温泉所在のホテル上牧荘とその周辺地区を入手し,ホテル経営を始めたことに端を発する.
従来の温泉利用は観光とのかかわりが中心で,その時限りの客の対応に終わっているのが通例である.しかし,このようなありふれた形の利用をあきたらなく思っていた入内島は,奥利根の優れた自然環境と温泉資源を活用して地域ぐるみの再開発ができないかと考え,高齢福祉社会にふさわしい国民保養温泉づくりをもくろみたのである.
掲載誌情報