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建築と設備・75
聖路加国際病院
著者: 丸谷武久1 瀬川寛1
所属機関: 1日建設計
ページ範囲:P.638 - P.645
文献購入ページに移動 聖路加国際病院は,1902年にドクター・ルドルフ・トイスラーによって開設されて以来,キリスト教精神によるホスピタリティーによって,わが国病院界の指導的役割を果たしてきた.設計のテーマはこの伝統あるホスピタリティーをどう新病院に表現するかであったといえる.
病院の企画・規模計画においては,アメリカのホスピタルコンサルタントMPA (メディカル・プランニング・アソシエイツ)と共同で進められた.オール・シングル・ケア・ユニットをはじめとする数々の新しい病院計画はMPAの提案によってなされた.この試みは,単に最新の医療システムを採用するといったものではなく,患者のプライバシーを尊重する聖路加国際病院の伝統あるホスピタリティーを背景として具体化されていった.
病院の企画・規模計画においては,アメリカのホスピタルコンサルタントMPA (メディカル・プランニング・アソシエイツ)と共同で進められた.オール・シングル・ケア・ユニットをはじめとする数々の新しい病院計画はMPAの提案によってなされた.この試みは,単に最新の医療システムを採用するといったものではなく,患者のプライバシーを尊重する聖路加国際病院の伝統あるホスピタリティーを背景として具体化されていった.
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