icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院52巻1号

1993年01月発行

文献概要

主張

外来機能の見直しを

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.17 - P.17

文献購入ページに移動
 医療資源と医療費の適正な使用という観点から,近年における病院外来の患者増は看過できないとして,今年4月の医療費改定があったとみられる.
 外来受診患者数を見る限り,昭和40年と平成2年を比較すると,病院の外来受診数が1.5倍となっている一方,一般診療所のそれは3/4に減少している.ことに患者の病院集中傾向は300床以上の比較的大きな病院において著しい.しかも,診療所機能の分析からは,診療所外来で受診する疾患で病院のそれより高いものは,感冒とアレルギー性鼻炎だけであり,胃炎とか高血圧といった日常ありふれたプライマリケアレベルにある対象疾患でさえも病院に受診している実態が示されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら