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文献詳細

雑誌文献

病院52巻10号

1993年10月発行

文献概要

癌研究所附属病院院長に就任 尾形悦郎氏

著者: 黒川清1 八木保

所属機関: 1東京大学医学部第1内科

ページ範囲:P.854 - P.854

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 昨年4月に東大を退官された尾形先生が,この7月から癌研附属病院の院長に就かれた.副院長として肩慣らししたあと,満を持してという表現がぴったりの登板である.
 尾形先生を一言で形容すると,臨床,研究,教育の3拍子,さらにマネジメントの分野まで加えれば,4拍子そろった希有の人(医師)と言えるだろう.しかも,それぞれの分野での実績は超一流,掛け値なしのスーパードクターである.先生が専門とされている内分泌学,とりわけカルシウム代謝の研究が国際的にも高く評価されていることは周知の通りであり,また,筑波大学から東大に移られてからは,今日の第4内科の隆盛を築かれ,教室からは世界に名の通ったきら星の研究者たちが輩出している.マネジメントで言えば骨代謝学会,内分泌学会,代謝学会,内科学会の会長を歴任されただけではなく,それぞれの学会で新機軸を打ち出し,よい前例を残された.さらに,東大分院長を3期6年勤め,紛争中の時代から体制の立て直しに獅子奮迅の活躍をされたことは,知る人ぞ知るところである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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