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文献詳細

雑誌文献

病院52巻2号

1993年02月発行

文献概要

MSWの相談窓口から

パリアティブケアにおけるMSW

著者: 田村里子1

所属機関: 1東札幌病院

ページ範囲:P.168 - P.168

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 1990年,WHOは「Cancer painrelief and palliative care」の中で,「“palliative care”(緩和ケア)は,病気の治癒をめざした治癒がもはや有効でなくなった患者に対する積極的な全人的ケア(total care)である.痛みやその他の病状コントロール,精神的,社会的,そして魂の問題への援助が緩和ケアの主要な課題である.緩和ケアの目標は,患者とその家族のためにできる限り可能な最高のquality of lifeを達成することにある」と定義している.
 つまり,パリアティブケアは,患者をホリスティックな存在として認識することが前提となる.パリアティブケアの3つの柱は,①徹底した苦痛症状の緩和,②心理ケア,③家族のケア,ともいわれる.そしてその達成のためには,多職種の医療チームからなるチームアプローチが,有効かつ不可欠とされる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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