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特集 どうする中小病院
国保直診病院の現況—地域包括医療をめざす
著者: 山口昇12
所属機関: 1全国国保診療施設協議会 2公立みつぎ総合病院
ページ範囲:P.227 - P.231
文献購入ページに移動国保診療施設(国保直診)は国民皆保険を契機として,“予防と治療の一体化”をめざして開設されたもので,これは言い換えれば包括医療の実践である.年々高齢化が進むなかで,医療の流れもキュアからケアへ,更に施設ケアから在宅ケアへと変わり,“病気”をみる治療中心から“人”をみる医療へと変わりつつある.国保直診はこの4半世紀にわたって,開設目的をふまえながら地域で包括医療にとり組み,病院内での“待ち”の医療から地域へ“出ていく”医療へと転換をはかって来た.
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