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特別寄稿
インフォームド・コンセントの実践とその必要性
著者: 山中直樹1
所属機関: 1名古屋記念病院
ページ範囲:P.240 - P.245
文献購入ページに移動そうした観点から,名古屋記念病院では,インフォームド・コンセント(I.C)の日常的な医療現場での履行,実践が今後の建設的な医療の発展に必要条件と考えて,1987年から取り組んで来た1).現在,入院に際して医療を受けるに当たっての患者自身および家族の考えを書式でまず聞いている(図1,図2).その上で,患者や家族に対して,医療のいろいろな局面で,説明・同意を得るようにしている.その説明・同意についても書式をもって行い,ダブルコピー様式にして記入してもらっている(図3).医者,患者自身の双方がサインの上,一方を患者に渡している.また,家族等の関連者についても同様の形をとっている.
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