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文献詳細

雑誌文献

病院52巻3号

1993年03月発行

文献概要

研究と報告

電動ベッドの使用による寝たきり予防の効果に関する研究

著者: 鎌田ケイ子1 橋本速子2 岳本波枝2 佐藤幸子3

所属機関: 1東京都老人総合研究所 2都立駒込病院 3東京都多摩老人医療センター

ページ範囲:P.246 - P.251

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 高齢患者は発病後離床が遅れることによって寝たきり状態になりやすい.発病を契機として寝たきり状態が生ずることは,高齢者本人の望むところでもなく,また高齢者を世話することになる家族にとっては是が非でも回避したい事態である.医療者は高齢者や家族のこのような期待に応える必要がある.
 高齢患者は病状の回復に手間どるばかりでなく,臥床による体力や筋力の低下から若年患者に比べて離床が遅れる傾向にある.そのため体力や筋力の低下した高齢者には,発病後の離床を早めるために特別な手段が必要とされる.そこで,高齢患者の離床を助ける手段として,電動ハイローベッド(ベッドの高さの調節等が電動でできる)を使用することが,離床を早めることになるとの仮説をもとに調査を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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