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文献詳細

雑誌文献

病院52巻3号

1993年03月発行

文献概要

病院アメニティの改善・8

病院アメニティの三本柱—高槻病院の場合

著者: 根岸宏邦1

所属機関: 1愛仁会高槻病院

ページ範囲:P.272 - P.273

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 アメニティ(amenity)なる言葉をウェブスターの辞典で引いてみると,pleasant (楽しい,心地よい),agreeable(快い,感じのよい)という意味がまず目に入る.次に,manner, civilityという意味があることが解る.すなわち,礼儀とか丁寧さということである.そして,「Some-thing that conduces to physical or material comfort or convenience or to a pleasant and agreeable life.」と説明がある.すなわち,便利さもアメニティの重要なポイントであることが解る.すなわちアメニティとは,快さ,丁寧な礼儀正しさと便利さが三本柱であると理解される.病院におけるアメニティを病院の広さや美しさ,生活施設の豪華さや住み心地を問題とする場合が多く見られるが,それも大切であるが,そこに働く職員達の礼儀正しさや鄭重さ,診療を受けるに当たっての便利さもアメニティの大きな部分である.そうであれば,莫大な資金や,広大な敷地もなく,たとえ旧式の建物の病院であっても,努力次第でアメニティの向上をかなりはかれるはずである.以上のような考えをもとに,今回は当院で試行錯誤しながら行っている,アメニティ向上の試みについて上記の三本柱の順に,編集部の要望により費用の点も若干含めて紹介してみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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