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特集 外来のあり方を問う—大病院志向の流れは変えられるか
[座談会]大病院志向の流れは変えられるか
著者: 篠崎英夫1 阿曽弘一2 小林之誠34 岩崎榮5
所属機関: 1厚生省保険局医療課 2関東逓信病院 3前杉並区医師会 4小林医院 5日本医大医療管理学
ページ範囲:P.322 - P.329
文献購入ページに移動岩崎 本号の特集テーマは「外来のあり方を問う」というもので,「大病院志向の流れは変えられるか」というサブテーマがついております.きょうはこのサブテーマについて皆様にお話し合いいただきたいと考えました.
もともとわが国の病院の発達形態,とりわけ民間病院のそれは,診療所から有床になり,有床から病院化していったという流れがみられます.つまり,病院のなかに入院と外来の両方の機能が併存してきたわけで,病院は入院機能を優先すべきだという建前論だけで一挙に病院から外来をなくしてしまうというのは,日本の病院の歴史的な発達史から言っても大変難しい問題だと思います.
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