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文献詳細

雑誌文献

病院52巻6号

1993年06月発行

文献概要

特集 看護の質に何を期待するか 看護組織の強化による質向上への取り組み

神戸市立中央市民病院にみる看護組織の強化策と将来構想

著者: 大町信子1

所属機関: 1神戸市立中央市民病院

ページ範囲:P.515 - P.518

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はじめに
 平成2年に行った退院患者調査では当院を選んだ理由に,「設備が整っている」「医師が信頼できる」「最新の医療をしている」についで,「看護がゆき届いている」を561名中314名が選んでいる.看護は概ね市民の支持を得て発展してきたと自負したい.また,他病院から赴任された新しい医師は,ここの病院は看護婦がうるさい,医師の言うことを聞かないと看護婦の強さを強調される.事実看護部は組織的にみて他の部署に比べ量的には他を圧倒している.その反面,職位・権限といった面から見ると強いとはいえず,歯ぎしりすることもしばしばある.しかし,職位・権限に左右されない統合された組織的行動,風通しの良さ等もあわせもっている.
 今回,この看護組織の足腰の強さの所以を看護組織の歴史に探ると共に,新しい試みである看護部企画調査・業務改善担当者の働きとその影響,組織的将来構想と,さしあたって提供したいと考える看護の質について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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