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病院管理フォーラム
[診療録管理]診療記録の情報化
著者: 木村明1
所属機関: 1新潟市民病院
ページ範囲:P.554 - P.555
文献購入ページに移動 情報化社会の到来により,病院機能を情報の視点から種々見直そうとする動きが盛んになっている.歴史的にみると診療情報は診療録としてその収集,処理,制御すべてを医師,看護婦,検査技師等の人力に依存してきた.
そもそも診療録管理部門の誕生は,病院がその機能を拡大させた結果,増加してきた記録や情報の管理業務を代替させるものとして始まったものであった.人力で作成された現物の管理には,対象記録の増加に伴って管理部門の拡大と担当職員を増加させることが必要となり,現在では病院内に確固たる地位を占めることになった.これが欧米における病院の現状である.
そもそも診療録管理部門の誕生は,病院がその機能を拡大させた結果,増加してきた記録や情報の管理業務を代替させるものとして始まったものであった.人力で作成された現物の管理には,対象記録の増加に伴って管理部門の拡大と担当職員を増加させることが必要となり,現在では病院内に確固たる地位を占めることになった.これが欧米における病院の現状である.
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