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文献詳細

雑誌文献

病院52巻6号

1993年06月発行

文献概要

病院管理フォーラム

[臨床工学技士]ICUにおける呼吸管理

著者: 原直哉1

所属機関: 1医療法人天神会古賀病院

ページ範囲:P.556 - P.557

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 最近の人工呼吸器は,マイクロプロセッサーを内蔵し,フィードバック系により流量または,圧を自動制御している.そのため最近の呼吸管理においては,自発呼吸を生かしたモード,たとえば,同期型間歇的強制換気(SIMV),プレッシャーサポート換気(PSV),強制分時換気(MMV),さらに持続的気道内陽圧(CPAP)などが頻用されている.以前は,回路内圧の推移を示すマノメーターと,呼気換気量のモニターしか備えていない機種が大半であったが,各種測定技術の進歩に伴ってモニター機能も充実し,人工呼吸器の作動状況だけでなく患者の病態をも監視することが可能となり,呼吸療法に関する知識やテクノロジーは,質,量ともに急速に増大してきた.したがって,その性能を十分に発揮させるためには,人工呼吸器の操作に必要な知識と訓練を積んだ臨床工学技士が必要となってきたのである.ここではまず人工呼吸器の保守・点検について述べ,次に呼吸療法業務について解説したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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