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私が聖路加国際病院の院長に就任してまず最初に手をつけたのは組織の大幅な変革であった.その最大の眼目が従来4人の医師で独占してきた副院長のポジションの1つに看護部門のトッブが就くようにしたことだった.病院職員の半数を占める大部隊=看護部を統率する人に経営にも参画してもらい,病院経営との整合性を図りながらケアの質を向上させてほしいと考えたからである.
井部さんは聖路加看護大学を卒業後,聖路加国際病院に就職.聖路加看護大学大学院修士課程に学んだ2年の休職期間をはさんで18年間,臨床の第一線で活躍してきた.修士号を取得して内科の婦長を勤めたのち,日赤看護大学で教壇に立つという“他流試合”も経験している.これは,生え抜さの多い看護職の中で,聖路加の看護を相対的にみることができる強みにもなっている.
井部さんは聖路加看護大学を卒業後,聖路加国際病院に就職.聖路加看護大学大学院修士課程に学んだ2年の休職期間をはさんで18年間,臨床の第一線で活躍してきた.修士号を取得して内科の婦長を勤めたのち,日赤看護大学で教壇に立つという“他流試合”も経験している.これは,生え抜さの多い看護職の中で,聖路加の看護を相対的にみることができる強みにもなっている.
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