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老健Now・3
モデル老健施設の今
著者: 小山秀夫1
所属機関: 1国立医療・病院管理研究所医療経済研究部
ページ範囲:P.734 - P.735
文献購入ページに移動 新しい制度を構築し,それを円滑に実施するためには,莫大なエネルギーが必要だ.1986年12月の老健法改正により,老健施設制度が創設された.制度の骨格は決まったが,具体的な施設基準や人員基準は未定で,全国10か所のモデル施設で実験してから決めることになった.なにも決まらない状態でモデル施設の選定作業が進んだが,最後的に7施設が指定された.この7施設は「モデル老健施設連絡協議会」を設立し,相互に施設を訪問するとともに,情報交換を積極的に行った.協議会の活動は,老健施設の諸基準の策定に情報を提供し,老健施設のイメージを国民に提供する結果となった.老健施設の今日の発展が,これから7施設の貢献によることは事実である,そこで今回は,モデル老健施設だった山口県下関市の青海荘を訪問した.
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