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文献詳細

雑誌文献

病院53巻10号

1994年10月発行

文献概要

特集 インフォームド・コンセント—語る時代から行う時代へ

[インタビュー]母子医療におけるインフォームド・コンセント—仁志田博司・東京女子医科大学教授に聞く

著者: 仁志田博司12

所属機関: 1東京女子医科大学 2母子綜合医療センター新生児部門

ページ範囲:P.915 - P.920

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新生児の代理人になれるのは誰か
 本誌 母子医療,とくに先生がご専門とされている新生児医療の分野でインフォームド・コンセントを考える場合,他の分野とは際立って異なっている部分があると思いますが…….
 仁志田 インフォームド・コンセントという考え方が導入される前に僕らがやっていたのは,言葉は悪いですけど,ムンテラといいまして,患者さんへの説明,たとえば,赤ちゃんはこんな病気ですよとか,こんな治療をしないと大変ですよとか,このぐらい障害が残りますよとかという話でした.言ってみれば,インフォームド・コンセントのコンセントはない,インフォームだったわけです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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