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文献詳細

雑誌文献

病院53巻12号

1994年12月発行

文献概要

特集 「病院死」を考える 人工呼吸器を止めるとき

高度医療の場で看護婦が果たすべき役割

著者: 山本南生美1

所属機関: 1神戸市立中央市民病院中央部門担当

ページ範囲:P.1095 - P.1098

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はじめに
 当院は,高度先進医療の認可をうけたベッド数1,000床の総合病院である.集中治療部(以下ICU)は最先端の医療機器と高度医療技術をもって,重症の患者を診断・治療することを目的として機能している.ここでは生命尊重を第一とし救命することが最優先される.また科学技術と医療の進歩はめざましく,従来不可能であった治療が可能となり,末期状態にある患者の延命をも可能にした.
 その反面終末期医療の多くの部分が「過剰医療」「延命至上主義」「意味のない医療」との批判を受け,市民社会は自衛手段として尊厳死という考えを提起しているのが現代社会である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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