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特集 「病院死」を考える
[インタビュー]緩和ケア病棟での死—国立がんセンター東病院・志真泰夫病棟医長が語る
著者: 志真泰夫1
所属機関: 1国立がんセンター東病院緩和ケア病棟
ページ範囲:P.1111 - P.1116
文献購入ページに移動緩和ケア病棟は看取りだけの場所!?
国立がんセンターの新しい病院として東病院がオープンしたのは1992年7月でした.2年あまりが経過したことになりますが,この間,緩和ケア病棟に入院された方は2年間で392人にのぼります.そのうち約8割が死亡退院,残りの2割の方がある程度症状が改善し,一旦退院して自宅に戻っています.
一般に多くの方は,緩和ケア病棟イコール看取りの場所,死を迎える場所と理解しておられます.大体亡くなる1か月くらい前に入院するケースが多く,緩和ケア病棟で死亡した方の在院日数は,1年目が33日,2年目が36日となっています.
国立がんセンターの新しい病院として東病院がオープンしたのは1992年7月でした.2年あまりが経過したことになりますが,この間,緩和ケア病棟に入院された方は2年間で392人にのぼります.そのうち約8割が死亡退院,残りの2割の方がある程度症状が改善し,一旦退院して自宅に戻っています.
一般に多くの方は,緩和ケア病棟イコール看取りの場所,死を迎える場所と理解しておられます.大体亡くなる1か月くらい前に入院するケースが多く,緩和ケア病棟で死亡した方の在院日数は,1年目が33日,2年目が36日となっています.
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