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文献詳細

雑誌文献

病院53巻12号

1994年12月発行

文献概要

特集 「病院死」を考える

[インタビュー]緩和ケア病棟での死—国立がんセンター東病院・志真泰夫病棟医長が語る

著者: 志真泰夫1

所属機関: 1国立がんセンター東病院緩和ケア病棟

ページ範囲:P.1111 - P.1116

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緩和ケア病棟は看取りだけの場所!?
 国立がんセンターの新しい病院として東病院がオープンしたのは1992年7月でした.2年あまりが経過したことになりますが,この間,緩和ケア病棟に入院された方は2年間で392人にのぼります.そのうち約8割が死亡退院,残りの2割の方がある程度症状が改善し,一旦退院して自宅に戻っています.
 一般に多くの方は,緩和ケア病棟イコール看取りの場所,死を迎える場所と理解しておられます.大体亡くなる1か月くらい前に入院するケースが多く,緩和ケア病棟で死亡した方の在院日数は,1年目が33日,2年目が36日となっています.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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