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文献詳細

雑誌文献

病院53巻12号

1994年12月発行

文献概要

特集 「病院死」を考える

がん死患者の家族は病院での死をどうとらえているか—『働き盛りのがん死』から

著者: 松榮達朗1

所属機関: 1厚生省大臣官房統計情報部人口動態統計課

ページ範囲:P.1117 - P.1121

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はじめに
 我が国の人口動態統計は,出生・死亡・死産・婚姻および離婚の5事象を対象としており,国民の人口動向,健康状態などを写し出す鏡としての使命を持っている.この人口動態統計について,社会経済面からより詳細に分析することを目的に,「人口動態社会経済面調査」がその時々の行政ニーズに合せて毎年テーマを変えて実施されている.平成4年度は「悪性新生物(がん)」をテーマとして,40歳から64歳までで「がん」で亡くなった方々の家族を対象に調査を行った.
 「がん」は,昭和56年以来今日まで我が国の死亡原因の第1位を占め,平成4年の死亡者は23万2千人で,全死亡者の27.1%に達している.つまり,4人に1人は「がん」で亡くなっていることになる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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