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文献概要
事務長の業務を考える・3
事務長の責任と権限
著者: 頼本節雄1
所属機関: 1財団法人倉敷中央病院
ページ範囲:P.265 - P.265
文献購入ページに移動病院経営の管理サイクル的側面
組織を論理的ないし時間的管理サイクルとして理解することもできる.すなわち〈理念→目的→事業→組織化→人事→計画→執行→統制→改善〉のごとき過程である.いわばH.A.サイモンの唱えた組織的意思決定過程における価値的前提と事実的前提の階層的連鎖体系を示していると言えよう.
当院にあっては,理念は創立者の示した院是に明示されていて,事務長としては事あるごとにそれをPRすればよい.目的は寄付行為に記されており,事業も然りである.事務長は寄付行為記載の事業を行うために必要な下位事業を事務方として策定する役割を担う.事務長の仕事としては財務統轄業務に次いで重要かつ苦労の多い仕事であろう.組織化〜改善の過程は病院としての意思決定に参加し,事務的手続過程に責任をもつ.
組織を論理的ないし時間的管理サイクルとして理解することもできる.すなわち〈理念→目的→事業→組織化→人事→計画→執行→統制→改善〉のごとき過程である.いわばH.A.サイモンの唱えた組織的意思決定過程における価値的前提と事実的前提の階層的連鎖体系を示していると言えよう.
当院にあっては,理念は創立者の示した院是に明示されていて,事務長としては事あるごとにそれをPRすればよい.目的は寄付行為に記されており,事業も然りである.事務長は寄付行為記載の事業を行うために必要な下位事業を事務方として策定する役割を担う.事務長の仕事としては財務統轄業務に次いで重要かつ苦労の多い仕事であろう.組織化〜改善の過程は病院としての意思決定に参加し,事務的手続過程に責任をもつ.
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