icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院53巻4号

1994年04月発行

文献概要

てい談 医療の座標軸を探る・4(最終回)

医療の現場では何をすればよいか

著者: 河北博文3 塙正男1 今井澄2

所属機関: 1特定医療法人新都市医療研究会関越病院 2参議院 3特定医療法人河北総合病院

ページ範囲:P.377 - P.380

文献購入ページに移動
□病院がかかえる三つの問題点
 河北 では,われわれは現場の者はどういう態勢を組めばいいのか.今井さんのように政治に出るのも一つでしょうし,病院団体や医師会が組織として制度に対応するのも一つだと思います.
 私は日本の病院界の問題点は大きく三つに分けることができると思うのです.一つは,それぞれの病院が内部で解決しなければいけない問題を人の責任にしていること,これは各病院の内部で解決すべきです.二つ目は制度・政策を変えない限り解決できない問題をどうするか.これに対して一体だれが対応するのか,日本医師会なのか,あるいは病院団体なのか,それらの団体に対応する能力があるのかどうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?