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老健Now・9
平成6年4月の療養費改定で老健施設は変身?
著者: 小山秀夫1
所属機関: 1国立医療・病院管理研究所経済研究部
ページ範囲:P.580 - P.581
文献購入ページに移動 平成6年4月の老人保健施設療養費の改定は,老人施設の在宅シフトを一層推進するとともに,ナイトケアの新設により多様なサービス機能が可能となった.経営面でも,基本施設療養費の約5%の引き上げをはじめ,デイケアの大幅評価により,在宅支援に熱心な施設ほど収支状況が好転することになる,老健施設の「在宅シフト」は自明であり,在宅に結びつく入所サービスの質の向上が焦点にならざるを得ない.制度の本格実施以降満6年を経過した今回改定で,特定治療の内容の見直しが行われたことも見逃せない.これで治療行為が必要な入所者に対しても,老健施設は頼れる施設に変身することができるであろう.
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