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文献詳細

雑誌文献

病院54巻11号

1995年11月発行

文献概要

対談シリーズ 介護問題をめぐって・2

介護問題と病院の対応

著者: 伊藤雅治1 山口昇2

所属機関: 1厚生省大臣官房 2公立みつぎ総合病院

ページ範囲:P.1049 - P.1056

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病院における介護場面の増加
 山口 現在の病院医療は,私が医師免許を手にしたころと比較するとずいぶん進んでいます.例えば脳外科の手術一つみても,現在はマイクロ・サージャリーがごく当たり前ですし,診断でもCTスキャンはもちろん,MRIやMRAなどのいろいろな技術が進み,的確な診断が可能になりました.もちろん治療面でも救命率も非常に高くなっています.
 昔でしたら命を助けられず,後遺障害を残して療養するケースは非常に少なかつたわけです.ところが現在では,生命は助けられたけれど,後遺障害を残して療養生活を余儀なくされるというケースが増えているのではないでしょうか.つまり,いわゆるケアが必要なケースが非常に増えているということだと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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