文献詳細
主張
文献概要
従来の医療は,ことに病院医療では医学を重視した診断と治療が中心であった.そこではしばしば医療は行われていないのではないかと椰楡されもした.サイエンスあってアートなしと.何をもってサイエンスとするかは別として,アートが欠如していたことだけは万人の認めるところとなっている.ただ急性疾患時代であったから許された行為であったとも言える.また医学・医術が余りに急速な発展を遂げたため,医学をするのに精一杯だったとも.
しかし,今や医療供給体制は量的に満たされたとして,量的時代から質的に充実させることが時代の要請となってきている。しかも,高齢社会での慢性疾患の時代を迎え,QOL(Quality of Life)の向上を目指すことが医療の究極の目標とされている.
しかし,今や医療供給体制は量的に満たされたとして,量的時代から質的に充実させることが時代の要請となってきている。しかも,高齢社会での慢性疾患の時代を迎え,QOL(Quality of Life)の向上を目指すことが医療の究極の目標とされている.
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