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特集 問われる病院と地域の保健活動 病院と地域保健活動
検診活動から健康教育活動,さらに予防活動に取り組む佐久総合病院
著者: 松島松翠1
所属機関: 1厚生連佐久総合病院
ページ範囲:P.1124 - P.1127
文献購入ページに移動佐久病院に「出張診療班」が初めて結成され,地域へ出ての巡回診療が行われるようになったのは,戦後間もなくの1945年12月であった.その当時は無医村も多く,手遅れになる患者が非常に多かった.そこで病院から一歩外へ出向いて,これらの患者を早期に発見することがたいせっだという考えから,無医村への巡回診療が開始された.
やがて,予防活動に力を入れた計画的,定期的な集団検診が各地で展開されるようになり,1959年には八千穂村の全村健康管理に取り組むことになる.これは重症患者の減少や国保医療費の減少などに大きな成果をあげた.
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