文献詳細
文献概要
現代病院長論
三流病院長のぼやき
著者: 中山耕作1
所属機関: 1社会福祉法人聖隷福祉事業団総合病院聖隷浜松病院
ページ範囲:P.266 - P.273
文献購入ページに移動 病院長として30年間やってきたこと,考えてきたことをお話したいと思います.30年間の経験を通して言えることは,病院長はその人の持ち味を生かしてゆくしかないということです.
さて,私どもの病院は社会福祉法人の田舎の貧乏病院で,「三流」病院の「三流院長」のぼやきとしてお聞き取りいただきたいし,ご参考になれば幸いです.一流院長は生まれつきの名院長.カリスマ的な存在で先見性とチャレンジ精神が旺盛で,何をやってもすべてに成功する.二流院長はすべてをスマートに処理され,病院経営もすこぶる順調です.私のような三流院長は周囲に支えられ,経験と勘だけで泥臭く何とかこなしている.人間は非常に単純で,試行錯誤を繰り返している.しかし,職員が一流ならば院長は三流でもいいのだと思います.
さて,私どもの病院は社会福祉法人の田舎の貧乏病院で,「三流」病院の「三流院長」のぼやきとしてお聞き取りいただきたいし,ご参考になれば幸いです.一流院長は生まれつきの名院長.カリスマ的な存在で先見性とチャレンジ精神が旺盛で,何をやってもすべてに成功する.二流院長はすべてをスマートに処理され,病院経営もすこぶる順調です.私のような三流院長は周囲に支えられ,経験と勘だけで泥臭く何とかこなしている.人間は非常に単純で,試行錯誤を繰り返している.しかし,職員が一流ならば院長は三流でもいいのだと思います.
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