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文献詳細

雑誌文献

病院54巻3号

1995年03月発行

文献概要

厚生行政展望

阪神・淡路大震災の初動

著者: 厚生行政研究会

所属機関:

ページ範囲:P.302 - P.304

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 今回の阪神・淡路大震災(以下,阪神大震災)では,医療活動のピークはほとんどが初日であったと聞いている.重傷者は災害現場近くの医療機関に集中し,周辺では比較的軽症の患者があふれた.被災地の中心部を除き,病院がごった返したのは初日だけのようであった.重症患者が大阪方面の救急専門施設にスムーズに搬送されるようになったのは2日目からである.いかに初動が大切かが問われている.行政の対応の遅れを見て憤る人も多かったと思う.なぜ,初動があれほど遅れたのか.今回は近い将来,その発生が危惧されている「南関東地域震災」時に今回の教訓が生かされるかについて検討を行いたい.現在一生懸命頑張っている担当者には申し訳ないが,災害時の初動について分析することにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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