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特集 病院が倒産するとき
病院経営に与える診療報酬の影響
著者: 針谷達志1
所属機関: 1朝日大学経営学部
ページ範囲:P.539 - P.547
文献購入ページに移動1981年の診療報酬改定は,それ以後の医療費抑制策の第一弾であった.図に明らかなように,それまでの診療報酬は,原則として,人件費・物価スライド制を基調としていたため,人件費と物価が上昇し,病院の経営成績が悪化すれば,多少のタイム・ラグはあっても必ず引き上げられたのである.
1974年までの病院の経営成績は,人件費と物価の上昇により悪化し,診療報酬引き上げにより好転することの繰り返しの歴史であった.
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