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文献詳細

雑誌文献

病院54巻6号

1995年06月発行

文献概要

特集 病院が倒産するとき

[インタビュー]病院経営におけるリスクマネージメント

著者: 師岡孝次12

所属機関: 1東海大学工学部経営工学科 2東海大学医学部

ページ範囲:P.558 - P.559

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 阪神・淡路大震災により危機管理という言葉がクローズアップされましたが,リスクマネージメントの役割が非常に重要になっています.
 これまで日本では,リスクマネージメントという考え方が希薄で,外国に比較して非常に遅れているといえます.今回の阪神・淡路大震災では,医療関係に限っても10人の医師が亡くなり,約1,000か所の診療所が倒壊し,約20か所の病院がその機能を喪失しました.私も日本医師会の医療システム委員である関係で,兵庫県や神戸市の医師会関係の被災状況には関心を持ち,また現地の神戸医師会の役員の方から「テレビで見ているだけではだめだ.神戸まで来なさい」とのことで,現地を一泊二日で視察してまいりした.アスベスト・ダストによる肺癌のリスクは極めて大きいという実感でした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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