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文献詳細

雑誌文献

病院54巻6号

1995年06月発行

文献概要

病院管理フォーラム

[放射線設備・機器管理Q&A]放射線治療装置の許認可手続き

著者: 諸澄邦彦1

所属機関: 1埼玉県立小原循環器病センター放射線部

ページ範囲:P.610 - P.611

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 放射線治療は,そのすべてを悪性腫瘍・がんの治療に向けている.がんの治療には,外科手術,放射線治療,化学療法,免疫療法その他があり,集学的治療として総合的に利用されている.放射線の種類として,光子,電子,粒子線によるもの,照射方法として,外部照射,腔内照射,組織内照射とがある.さらに温熱など非電離線をも含むものにまで範囲が広がっている.
 放射線医学総合研究所の医療関係の実態調査では,放射線によるがん治療のうち65%が高エネルギーX線,7%が高エネルギー電子線による放射線治療を受けていた.最近はマイクロトロンも使用されているが,使用されている診療用高エネルギー放射線発生装置は直線加速装置(リニアック)が大部分である.その設置に際して,医療法では,診療用高エネルギー放射線発生装置(医療法施行規則第25条)としてあらかじめの届け出が,放射線障害防止法では,放射線発生装置としての許可が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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