icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院54巻7号

1995年07月発行

文献概要

医学ごよみ

7月—July 文月

著者: 木村專太郎1

所属機関: 1医療法人喜悦会那珂川病院

ページ範囲:P.715 - P.715

文献購入ページに移動
□1日 間接喉頭鏡の開発者
 先月号の6月7日の項で,間接喉頭鏡を臨床に応用したツェルマーク(Johann N Czermak, 1828〜1873,ドイツ)のことを述べた.そのさいにスペインの声楽家ガルシア(Manuel Garcia,1805〜1906)が,太陽光線を光源にして,歯科用の小型柄付き反射鏡を用いて自分の喉頭を観察する術を見つけたことを述べた.7月1日はこのガルシアの命日である.
 ガルシアは1805年3月17日に,スペインの有名なテノール歌手の息子として生まれた.パリ音楽院教授に就任したのちロンドンに移り住んだ.そして1854年9月のある日たまたまパリにて休暇中,パレ・ロワイヤルの中庭の窓ガラスに反射している太陽を見て,喉頭鏡のことを思いついたという.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら