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救命救急センターを併設し北勢地域の基幹総合病院に—三重県立総合医療センター
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ページ範囲:P.9 - P.14
文献購入ページに移動名古屋から近鉄で四日市に向かう.木曽川を渡るともう三重県である.特急で約30分で四日市に着く.駅からタクシーで郊外に新築された県立総合医療センターまで約20分である.距離は駅から5kmと遠くはないが,渋滞のため時間がかかる.タクシーの運転手が「国道が片側一車線では話にならない…」と怒っている.病院への交通アクセスとして路線バスはあるが,主体は車であり,病院には700台分の駐車場がある.それだけに道路整備の立ち遅れが問題である.
当センターは北勢地域の基幹総合病院としての役割を果たすべく,県立塩浜病院が移転して生まれ変わったものである.それに伴って旧病院は廃院となった.診療圏である四日市市,鈴鹿市,桑名市の人口は約60万人で県人口(約180万人)の約30%を占める.北勢地域は名古屋のベッドタウンとして人口の増加が著しい.旧病院のあった塩浜から西の郊外に移った新病院は,三方が森に囲まれた閑静な高台にある.
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