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病院管理フォーラム
[薬剤師の新たな業務]外来患者への服薬指導
著者: 坂倉智子1 厚田幸一郎1
所属機関: 1北里大学病院薬剤部
ページ範囲:P.992 - P.993
文献購入ページに移動 医薬品は患者に正しく使用されることによって,はじめてその本来の目的を達し得るものである.いかに優れた医薬品であっても,患者に適切に使用されなければ,十分に効果を上げることはできない.特に最近の医薬品は,強力な作用を有する反面,副作用も重篤である場合が多く,また剤形の多様化に従い,使用方法の複雑なものが増加している.さらに,慢性疾患の増加に伴って多剤併用処方や長期処方が増す傾向にあるのに加えて,患者が医師の指示どおりに医薬品を服用していない服薬不履行(ノンコンプライアンス)の比率が高いという現状がある.
このような背景のもとに,適切な薬物療法を行うために,薬剤師が患者に対して服薬の目的や意義,服用方法や使用方法,使用上の注意,保管上の注意などを十分に説明し,また患者からの質疑に対応し,さらにその服薬コンプライアンスのチェックなどを行う服薬指導の必要性が強く求められている.
このような背景のもとに,適切な薬物療法を行うために,薬剤師が患者に対して服薬の目的や意義,服用方法や使用方法,使用上の注意,保管上の注意などを十分に説明し,また患者からの質疑に対応し,さらにその服薬コンプライアンスのチェックなどを行う服薬指導の必要性が強く求められている.
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