文献詳細
医学ごよみ
文献概要
□2日 バビンスキー反射
足の裏の外側をハンマーの柄の先で引っ掻くと錐体路に障害があるとき,母趾が足背に反転し,他の4趾が扇状に開く反射を発見したフランスの偉大な神経学者バビンスキー(Joseph FF Babinski,1857〜1932)が生まれた日である.“—ski”で終わる彼の名前から,ポーランドか東欧系出身と想像できるように,彼の両親は1848年にポーランドからパリに亡命してきた.ポーランド流の発音はバビンスキーであるので,多くの書物にはそのように記述されているが,彼はパリに生まれ,パリ大学医学部を卒業しているため,フランス流の呼び方で「ババンスキー」と書かれていることもある.
彼は1884年にパリのサルペトリエール病院の,後世には神経学の父と尊敬されているシャルコー(Jean M Charcot,1825〜1893)の下で神経学の腕を磨き,1890年にサルペトリエール病院の横にあるピチェ病院の神経科医長になり,1920年に勇退するまで,その職にあった.
足の裏の外側をハンマーの柄の先で引っ掻くと錐体路に障害があるとき,母趾が足背に反転し,他の4趾が扇状に開く反射を発見したフランスの偉大な神経学者バビンスキー(Joseph FF Babinski,1857〜1932)が生まれた日である.“—ski”で終わる彼の名前から,ポーランドか東欧系出身と想像できるように,彼の両親は1848年にポーランドからパリに亡命してきた.ポーランド流の発音はバビンスキーであるので,多くの書物にはそのように記述されているが,彼はパリに生まれ,パリ大学医学部を卒業しているため,フランス流の呼び方で「ババンスキー」と書かれていることもある.
彼は1884年にパリのサルペトリエール病院の,後世には神経学の父と尊敬されているシャルコー(Jean M Charcot,1825〜1893)の下で神経学の腕を磨き,1890年にサルペトリエール病院の横にあるピチェ病院の神経科医長になり,1920年に勇退するまで,その職にあった.
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