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文献詳細

雑誌文献

病院55巻12号

1996年12月発行

文献概要

特集 「薬害問題」から学ぶこと

医薬品副作用情報とその伝達の現況

著者: 高橋隆一1

所属機関: 1国立東京第二病院

ページ範囲:P.1136 - P.1140

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はじめに
 ソリブジンとフルオロウラシル系薬剤との併用による重篤な血液障害,非加熱血液因子製剤によるHIV感染症などが社会問題として取り上げられて以来,新聞やテレビなどで医薬品副作用に関する報道が増加しており,製薬企業,厚生行政および医師などについての問題点が指摘され,医薬品副作用情報の伝達の徹底していないことが原因の一つとして挙げられている.医薬品副作用の情報源としての症例報告の収集・評価および医薬品副作用の伝達などについてそれぞれの立場から考えねばならない多くの問題点があるので,これらについて順を追って検討し,改善への方策を考えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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